カッターナイフと言えば「オルファ」と言うくらい、オルファのカッターナイフは生活に浸透していますが、そのオルファから新しいブランド「OLFA WORKS」が誕生しました。「カッターナイフをインドアだけでなく、アウトドアでも使ってもらいたい」というコンセプトで、「カッターナイフで、枝を切る、木を削る、ロープを切る、火を熾す、肉を捌く…。」を可能にした、3つのフィールドギアが発売されました。
オルファワークスの替刃式ブッシュクラフトナイフ BK1、替刃式フィールドナイフ FK1、替刃式フィールドノコギリ FS1のレビューです。
もくじ
OLFA WORKSのラインナップ
▲写真の上から順番に、替刃式フィールドノコギリ FS1、替刃式フィールドナイフ FK1、替刃式ブッシュクラフトナイフ BK1です。
それぞれのカラーバリエーションは、#オリーブドラブ、#サンドベージュの2色です。どのカラーを購入するか悩みましたが、木を切ったり削ったりするノコギリやブッシュナイフはサンドベージュで、ロープやペットボトルなど滑りやすいものを切るフィールドナイフはオリーブドラブで、と色分けして購入しました。それぞれ味のあるカラーなので、好きなカラーで揃えるのも有りかと思います。付属しているパラコードは、それぞれのカラーに合わせたデザインのコードです。
替刃式ブッシュクラフトナイフ BK1
▲初回限定でステッカーが付属しています。
オルファの「クラフトナイフL型」の派生モデルです。ネジロック式なので刃をしっかり固定することができます。また、用途に応じて刃の長さを調整できるところも良いですね。ホルダーは焼付塗装仕上げで丈夫なステンレス製です。ステッカーと同じデザインの本体ロゴと、アーミーカラーがカッコイイです。
▲刃は1.2mmの厚刃を装着しています。ステンレス製まので水洗いも可能です。
木を削ったり、熱くなったケトルの取手を引っ掛けたり、ガス缶のガス抜きをしたり、食材を切ったりと用途は多才です。刃先は研ぐことも可能ですが、替刃式なので刃の切れ味が悪くなってきたら交換することもできます。
ココに注意
購入時は刃に防錆油が塗布されているので、食品を切るときは必ず防錆油を洗い落としてから使用します。
商品情報
販売価格: 1,300円(税別)
適合替刃: OWB-BK1
カラーバリエーション: オリーブドラブ、サンドベージュ
替刃式フィールドナイフ FK1
▲初回限定でステッカーが付属します。「X(エックス)デザイン」ハイパーシリーズを継承するデザインです。
イエロー✕ブラックだったら、オルファのカッターナイフそのものですが、ボディはホワイトガソリンやシンナーに溶けない耐油ボディで、ホルダーはステンレス製で丈夫です。また、ネジロック式スライダーで刃先をしっかり固定することが可能です。
▲刃先は波形研磨されています。
一般的なカッターナイフと同じ使用感ですが、波形の研磨が施されていることで、ロープやペットボトルなど滑りやすい素材でもしっかり引っ掛かり、スムーズにカットすることができます。後部には金属のツメが付いています。オルファのカッターナイフにもツメが付いているモデルがありますが、ダンボールの開封等に便利ですよね。アウトドアでこのツメをどう使うか考えてみましたが思い付きませんでした。
商品情報
販売価格: 1,400円(税別)
適合替刃: OWB-FK1
カラーバリエーション: オリーブドラブ、サンドベージュ
替刃式フィールドノコギリ FS1
▲初回限定でステッカーが付属します。「X(エックス)デザイン」ハイパーシリーズを継承するデザインです。
替刃式フィールドナイフ FK1と同様に、ボディはホワイトガソリンやシンナーに溶けない耐油ボディで、ホルダーはステンレス製で丈夫です。また、ネジロック式スライダーで刃先をしっかり固定することが可能です。
▲「上目」を施した本格目立てのノコギリの刃を装着しています。刃渡りは106mmです。
ノコギリの刃は瞬間的に熱を加えて焼入れする「衝撃焼入れ」で、耐久性と靭性(粘り強さ)を備え、刃先の切れ味が長持ちします。アウトドアで枝木を切ったり、DIYでも使用することができます。
商品使用
販売価格: 2,000円(税別)
適合替刃: OWB-FS1
カラーバリエーション: オリーブドラブ、サンドベージュ
OLFA WORKSの使用感
替刃式フィールドノコギリ FS1、替刃式フィールドナイフ FK1、替刃式ブッシュクラフトナイフ BK1の切れ味を、実際に外で試してみました。
▲替刃式フィールドノコギリ FS1で枝木を切断してみました。※切断した木は道端に落ちていた木です。生きている木を切断したものではありません。
切れ味は抜群です。コンパクトでありながらノコギリと同様に気持ちよく切断することができます。「X(エックス)デザイン」ボディのグリップ力が素晴らしく手にしっくり収まるので、通常のノコギリよりも握りやすい印象です。DIYでも十分に使えるレベルのノコギリだと感じました。刃を収納してコンパクトにできるのも良いですね。
▲替刃式フィールドナイフ FK1でトラロープを切断してみました。
替刃式フィールドノコギリ FS1の切れ味も素晴らしかったですが、替刃式フィールドナイフ FK1の切れ味はさらにびっくりするほどの切れ味です。今までは刃先にギザの付いたハサミで切断していましたが、切る時にロープが捩れてしまったり、また、強めに力を入れないと切れなかったのですが、替刃式フィールドナイフ FK1を使うと、スパッと簡単に切れてしまいます。波形研磨された刃先はかなり優秀だと感じました。
▲替刃式ブッシュクラフトナイフ BK1で枝を削ってみました。
こちらも切れ味抜群です。刃先の角度に慣れればスムーズに木を削ることができます。3機種の中で最も汎用性があって、様々な場面で活躍してくれそうなナイフです。SNSなどの評判を見ると一番人気のようです。一つ気を付ける点は、持ち手が四角くて薄いので、力を入れて削ると手が痛くなってきます。使用するときは素手で行わずに、滑り止め付きの軍手や皮手袋をはめた方が良いと思います。
OLFA WORKSのレビューまとめ
ココが良い!
カッターナイフと同じ感覚で手軽に使える
素晴らしい切れ味
刃が交換できる
アーミー感がカッコイイ
フィールドギアとしては安価
オルファの信頼感
ココがイマイチ!
なし
カッターナイフのオルファが作るフィールドギアということで、発売前から期待していた「OLFA WORKS」シリーズですが、実際に手にして使ってみると、本当に良いギアでした。お世辞抜きに良く切れるし、握り心地も使い勝手も最高です。今回は紹介した3つがリリースされましたが、今後、「OLFA WORKS」からどんなフィールドギアが発売されるのか、楽しみに待ちたいと思います。
以上。オルファワークスの替刃式ブッシュクラフトナイフ BK1、替刃式フィールドナイフ FK1、替刃式フィールドノコギリ FS1のレビューでした。