1987年の発売以来、各所から次から次に限定カラーが発売される「ぺんてるスマッシュ」ですが、スマッシュだけを収集するコレクターがいるくらい大人気のシャープペンですね。いったいどれだけの限定色が存在するのでしょうか。私が所有しているスマッシュは、復刻された0.3の極々一般的なブラックカラーです。ブラック好きの私としては一番格好良いのでは?と思っています。
「ぺんてる スマッシュ 0.3」のレビューです。
もくじ
ぺんてる スマッシュとは?
ぺんてるのホームページによると、先行して販売された製図用シャープペン「グラフ1000」のスペックのいいとこ取りで開発され、1987年に発売されたシャープペンとのことです。当時の姿のまま現在も販売され続けていますが、数年前に中高生の間で火がつき、2017年度の出荷本数は5年前と比べて60倍の爆発的なヒットを記録したそうです。
ぺんてる スマッシュ 0.3の外見
Pentel SMASH 0.3 BLACK
▲2019年3月に復刻されたスマッシュ0.3ブリスターパッケージです。0.3のパッケージは赤い台紙です。
▲サイズは全長139mm、幅90mmです。材質は軸がABS樹脂、グリップは真鍮とシリコンゴム、ノック部は真鍮とNBRゴム、クリップは鉄です。
▲ガイドパイプは製図用などに使われている4mmを採用しています。筆記面が見やすいです。ペン先とグリップは一体式です。
▲軸の後方にスマッシュのロゴマークがプリントされています。クリップは艶消しの部ブラックです。
ノック部は特徴的な形状をしています。オートバイのサスペンションをイメージするデザインで、スマッシュ全体でオートバイの「タフさ」を表現しています。プッシュするとオートバイのサスペンションのように動作するノックボタンは、見ていて楽しいです。
▲ノック部を外すと消しゴムが付いています。クリーナーピンはありません。
ぺんてる スマッシュ 0.3の特徴
一体化グリップ
ペン先とグリップは一体式なので「口金が緩む」ということがありません。グリップは金属とラバーの組み合わせが絶妙です。金属グリップに開けられた42箇所の四角い穴にラバーが合わさり、安定したグリップ力を実現しています。すべてのシャープペンの中でもトップクラスのグリップ力だと思います。
低重心(金属製前軸)設計
持ち重りすることがない心地よい低重心です。実際に書いてみると分かりますが、とにかく下記心地が良いです。グリップの太さ、滑り止め、ペン先の見通しの良さ、本体の重量と重心の絶妙なバランス。お世辞なしに書きやすいです。大ヒットが続いている事に納得です。
硬度表示窓装備
製図用という位置づけのシャープペンではありませんが、硬度表示窓を装備しています。硬度表示の調整はグリップを緩めて行います。グリップでしっかりと固定ので、硬度表示がズレてしまうようなことはありません。
ぺんてる スマッシュの商品仕様
製品名 | 芯径・内蔵芯 | 軸色 | 品番 | 本体価格 |
スマッシュ | 0.3・HB | 黒 | Q1003-1N | ¥1,000+消費税 |
0.5・HB | Q1005-1 |
ぺんてるスマッシュのレビューまとめ
ココが良い!
グリップ力が最高
重量バランスが良く持ちやすい
デザインが秀逸
長時間の筆記でも疲れない
コレクション性がある
ココがイマイチ!
なし
実際に使ってみると評判通りの書き心地の良さでした。デザインも素晴らしく、次から次に限定カラーが発売される理由が良くわかりました。今回は芯径0.3をレビューしましたが、芯は0.3と細いのですが芯折れもありませんでした。細かく小さな字で安定した筆記ができます。何故、過去に販売されなくなったんでしょうね。その当時は0.3の需要が無かったのかな?
以上、ぺんてるスマッシュ0.3のレビューでした。