立命館大学総合心理学部の服部雅史教授の監修下、高校生を対象に行われた、「記憶再生課題」という実験で、濃くて黒いインクで書いた文字の方が一般的なゲルインクで書いた文字と比べて正答率が高く、単語再生率が高いという驚きの実験結果が報告されたそうです。
黒のインクは暗記勉強に最適で、さらに濃くて黒い文字は記憶を助けるということで、新たにuni-ball oneインクが開発されました。このインクを搭載した「ユニボール ワン」のレビューです。
ユニボール ワンの外観
▲今回はボール径0.38mmのブラック系の5色を購入しました。
左から黒軸の黒、ブルーブラック、グリーンブラック、ボルドーブラック、ブラウンブラックです。ブラックは白軸でも販売されています。サイズは軸径Φ10.5×厚さ15×全長139.5mmで重量は9.6gです。白軸はオフホワイトです。
軸の形状はストレートで全体的にシンプルなデザインです。グリップは軸と同色で一体感があるエラストマーグリップです。
▲滑り止めとして優秀なエラストマーグリップですが、細かいゴミや繊維などが付着しやすく結構目立ってしまいます。上の写真は撮影前に掃除しました。
筆箱の中に入れると他のペンと干渉して、グリップに汚れが付きやすいかも知れません。1本120円(消費税別)のボールペンとは言え、文房具好き、ペン好きとしては、大切なボールペンが汚れるのは嫌なので、ちょっと気になるところです。
▲クリップは新しく開発された「オープンワイヤークリップ」が搭載されています。
クリップの端を指で押さえると洗濯バサミのように開きます。軽い力で開きますが適度に強めのバネクリップです。
▲クリップの取り付け箇所には「uni」のブランドロゴが刻印されています。
▲上部の側面に商品ロゴが刻印されています。
プリントではなくて刻印してあるところが良いですね。黒軸、白軸ともにシンプルですが、商品ロゴに光をかざすと凹みがキラキラとしたツヤで反射します。
ユニボール ワン ブラック系インクの色見本
黒、ブルーブラック、グリーンブラック、ボルダーブラック、ブラウンブラックの色見本です。
それぞれのブラック系の色の違いが分かるでしょうか。濃くてはっきりとした色合いです。中でも黒の濃さが際立っていますよね。一般的なゲルボールペンではここまで黒く塗りつぶすことができません。黒紙を持っていないのでテストできませんでしたが、ユニボールワンのホームページを見ると、黒紙に黒で書いた文字がはっきり見ることができます。
他のカラーもかなり濃い発色です。どのブラック系カラーが好みでしょうか。全部良いですよね。イラストを塗りつぶした感想は、ササッーと塗るよりもゆっくりペンを走らせた方が、インクの出が良くてキレイに塗ることができます。
ユニボール ワンの商品ラインナップ
本体価格: ¥120(消費税別)
インク: uni-ball oneインク(ゲルインク)
ボール径: 0,38mm、0.5mm
0.38mmカラー: 全20色(黒、ブラウンブラック、ブルーブラック、グリーンブラック、ボルドーブラック、ロイヤルブルー、バイオレット、赤、ピンク、ベビーピンク、ライトピンク、マンダリンオレンジ、オレンジ、イエロー、グリーン、ライムグリーン、エメラルド、スカイブルー、ライトブルー、青)
0.5mmカラー: 全10色(黒、ブルーブラック、赤、ピンク、ライトピンク、オレンジ、イエロー、グリーン、スカイブルー、青)
黒: 黒軸、白軸の2種類(0.38、0.5)
替芯: 0.38、0.5ともに黒、赤、青の3種類のみ ¥100(消費税別)
アソートセット: 0.38mmは8色のアソートセットもあります。カラーは黒、青、スカイブルー、グリーン、オレンジ、赤、ピンク、ブルーブラックです。価格は¥960(消費税別)
本体価格が120円(消費税別)に対して替芯が100円(消費税別)です。エコで考えれば、替芯を購入して同じ本体を繰り返し使った方が良いとは思いますが、個人的には新しいユニボールワンを購入すると思います。
ユニボール ワンのレビューまとめ
ココが良い!
安価な価格設定
シンプルで清潔感のあるデザイン
濃い発色
オープンワイヤークリップ
ココがイマイチ!
エラストマーグリップの小さなゴミや繊維が目立つ
とにかく濃い字を書くことができます。特に黒は本当に濃いです。濃い黒は記憶に残りやすいとのことですが、実際にユニボールワンで書いたメモを見ると、頭の中にはっきりと残るような気がします。価格も1本120円ですので、ブラック系だけじゃなくて他のカラーも試してみたくなりました。
以上、三菱鉛筆 ユニボール ワンのレビューでした。