第9回OKB(お気に入りボールペン)48選抜総選挙で、ゼブラのブレンが初登場で第2位に選ばれました。商品名の「ブレン」というネーミングは、「ペン先の微細な振動(ブレ)を制御するボールペン」というところからきています。ブレないから「ブレン」、ぺんてるの「オレンズ」のようにダジャレ的なネーミングですが、その書き心地の良さは高い評価を得ています。ペン先がブレないことから、ストレスを感じずに気持ち良い書き心地が特徴のボールペンです。
そんな人気の高い先代の「ブレン」同様にストレスフリーのブレンシステムを搭載した、3色版ブレン「ブレン3C」が登場しました。
ゼブラ ブレン3C 外観の特徴
単色のブレント比較しながら外観の特徴を見てみます。
▲サイズは実寸で、最大径11.8mm×全長143.6mmです。インクは黒、赤、青のエマルジョンインクを搭載しています。
▲先代の単色ブレンとの比較です。
爆発的な人気を得た「ブレン」のデザインを可能な限り継承しています。3色ボールペンということもあり、ペンの先端とノック部分は若干太めになっていますが、驚くことに軸の最大径は単色ブレント同じサイズにデザインされています。それぞれを並べてみても大きさの差を感じませんね。
▲ブレン3Cの先端は真鍮のパーツが使用されています。
ブレンの特徴の1つに「低重心設計」があります。単色のブレンのグリップ内部には、低重心と振動を抑えるための部品が内蔵されています。一方で3色のインクが内蔵されるブレン3Cは内部にスペースが無いため、先端に金属パーツを使い低重心設計にしています。シルバーの金属パーツが目立つデザインになっていますが、これがブレン3Cの個性と考えれば、個人的には良いデザインになっているのではと思います。
グリップは樹脂の軸と継ぎ目のないデザインになっていますが、グリップ力のあるエラストマーですが、小さなゴミや繊維が付着しやすく、どうしても目立ってしまいます。
▲ブレンのデザインを継承したペンの頭部
ブレンは単色なのでノックボタンとして上下しますが、ブレン3Cは黒インクのレバーのみが頭部にデザインされています。ブレンと同様の楕円形のデザインに溶け込んだレバーになっています。レバーの指が掛かる箇所はエラストマー製になっていて、滑らずに軽い操作でペン先の出し入れができます。
赤や青のレバーも先端がエラストマーになっています。エラストマーを採用することで、指が滑りづらくなり軽いタッチで操作できるため、レバー部分はかなり小さくなっています。ブレンのデザインの良さは、このあたりの細かいこだわりからきているのでしょうね。
ブレン3C 3つの特徴(ブレンシステム搭載)
▲ペン先のダイレクトタッチ
1.筆記振動を防ぐシステム
ノイズフリー設計: 各パーツの隙間を無くしペン先のブレを防ぐ
低重心: ペン先を金属パーツにして重心を下げ筆記のブレを防ぐ
ダイレクトタッチ: 内部のインク芯をボディの先端でホールドしてペン先のブレを防ぐ
▲ブレンとブレン3Cの軸は同じサイズ
2.スリムなボディ
3色ボールペンで単色のブレンと同じサイズを実現
▲やわらかいラバーノック
3.ノックのこだわり設計
背面ノック採用: 使用頻度の高い黒インクのノックを他の色のノックより大きくしてクリップと反対側の押しやすい位置に配置
やわらかいラバー(エラストマー)製: ノックを解除するときの音は軽減させ指先の掛かりが良い
ブレン3Cの製品仕様
価格: ¥400(消費税別)
ボール径: 0.5mm、0.7mm
サイズ: 最大径11.8mm×全長143.6mm
インク色: 黒、赤、青
軸色:ブラック、グレー、ホワイト、ブルーグリーン、ピンク
替芯: ブレン3C専用 NC-0.5/0.7mm
ブレン3Cのレビューまとめ
ココが良い!
デザインが秀逸
エラストマー製レバーの操作感がやさしい
エマルジョンインクの書き心地が良い
低重心で筆記に安定感がある
ココがイマイチ!
ラバーグリップに付着した小さなゴミや繊維が目立つ
ブレンはとても気に入っていたボールペンなので、3色のインクを内蔵したブレン3Cの誕生は楽しみにしていました。ブレンのデザインの良さはそのままに、3色ボールペンにもかかわらず、軸のサイズは単色ブレンと変わらないところに驚きました。また、計算しつくされたレバーまわりのデザインが秀逸です。今後もブレンシリーズから目が離せませんね。
以上、ゼブラ ブレン3Cのレビューでした。